ご存じでしたか? 原木乾しいたけは「生産地×原木×品種」で味と香りが決まります!
原木しいたけは山林の中で風雪にもさらされながら育つ自然食品です。また、その土地に根差す木を栄養として育ちます。それゆえ、その味は生産地の環境に大きく左右されます。
また、原木しいたけには全国に100種類を超える品種があります。この品種でも収穫されるしいたけの見た目・食感・味などは異なりますが、一般に流通している乾しいたけは様々な品種が選別されずに販売されております。私たちは、日本唯一のキノコに関する民間学術研究機関である(一財)日本きのこセンターをグループに持ち、同研究所で開発したオリジナルの原木しいたけ品種を全国の生産者にお届けしております。
そんな私たちだからこそ、お客様に一つ一つの乾しいたけのおいしさを味わっていただき、一人一人のお好みの乾しいたけを見つけて頂きたいとの思いを胸に、この度「原木しいたけ食べ比べセット」をお届けいたします。特に「生産地×原木×品種」までこだわって乾しいたけを選んでいただけるのは、全国の生産者様にネットワークを持つ私たち「へるしいたけ」だけです。
新製法「低温乾燥法」の乾しいたけだから、味の違いもハッキリ分かります!
本セットでお届けする乾しいたけは私たちの取り組む乾しいたけの新製法「低温乾燥法」で製造されたものです。低温乾燥法で製造された乾しいたけは繊細な味や香りが最大の特徴ですので、各乾しいたけの特徴がハッキリと分かります。お出汁を飲んだ瞬間、しいたけを一口かみしめた瞬間「あっ…ホントだ。違う!」と言っていただける自信があります。ぜひ「食べ比べセット」で皆様お好みの乾しいたけを見つけて頂き、日々のお食事をあなた好みにワンランクアップさせてみませんか。
→ 低温乾燥しいたけについてもっと知りたい方はコチラ
産地別 乾しいたけの特徴
熊本県産
乾しいたけの生産量が多い熊本県の中で、標高500~600mの山都(やまと)町と球磨(くま)郡の2か所で生産をしています。原木は、阿蘇のくろぼく*1大地で18~20年育った若いクヌギを利用し萌芽更新*2で山を再生させています。
品種は240号主体で、ホダ場*3は杉林が多く湿度がやや高く、しいたけは丸形にゆっくり生長します。食感は柔らかめで、歯切れが良いです。おだしはやや濃い茶色、温め始めの15分程度はクヌギ独特の原木の味で、30分でクセが取れ強い甘みに変わります。
*1 くろぼく 火山灰と、枯れた分解された植物でできた土のこと。色は真っ黒で、植物の生育に向いています。
*2 萌芽更新(ほうがこうしん) 緑地の管理方法の一つです。広葉樹を伐採すると、切り株からたくさんの芽が伸び出します(萌芽)。こうして雑木林の若返りを図ることを指します。
*3 ホダ場 原木しいたけを栽培する、いわば農場に当たる場所の事です。
佐賀県産
生産地は、玄界灘に面した唐津市・伊万里市です。温暖な気候の産地ですが、冬は海風が強く乾燥するため、歯切れの良いきのこに生長します。
品種は、中低温菌の240号です。クヌギ原木から発生したきのこは独特の出汁が出ます。お湯戻し後10~15分はクヌギ特有の原木の味が出ますが、30分経過すると癖が取れ240号特有の強い甘さに変わります。
佐賀県は全てのしいたけを乾燥後に約4時間天日干ししています。したがって香りが良く、出汁の色は濃い茶色になります。
飛魚だしとの組み合わせは、ガツンとした出汁で好評です。

鳥取県産
日本の乾椎茸産地としては珍しい積雪量が多い産地です。12月末から2月までホダ場は雪で閉ざされます。しかし、合掌に組まれたホダ木にできる空間では地熱で雪が溶かされ洞(うろ)の状態になり、その中できのこは時間が止まったかのごとくゆっくり生長します。そして、春の雪解けと同時に生長したきのこは肉質がふっくらした適度な硬さを保っています。
品種は、当社で最も肉厚の低温菌115号が主体です。
湯戻し後の出汁は、透明感のある薄茶色でコナラ原木特有の癖のない甘さとほのかな香りが特徴です。

高知県産
太平洋側に面した温暖な高知県ですが、生産地は四万十川源流の山間部梼原(ゆすはら)町です。梼原町は、夜昼の寒暖差が大きく、杉・桧のほだ場でも乾燥するため、肉質が締まりほど良い歯ごたえのあるきのこに生長します。品種は、肉厚の115号が主体です。
利用原木はコナラが多く、湯戻し後の出汁は透明感のある薄茶色で甘みのあるのが特徴です。

石川県産
日本海・能登半島で生産されています。三方海で冬の寒さは厳しく、寒風でゆっくり生長し、傘の部分に亀裂ができながら育ちます。
品種は肉厚と旨さで定評がある“菌興115号”です。肉質はどの産地よりコリコリ感があり、硬めですが、戻る時間は変わりません。コナラ原木で育ったことで出汁は癖がなく、透明感があり、甘さが際立ちます。別名”のと115“。

【商品内容】
〔原材料名〕国産原木栽培椎茸
〔内容量〕175g(35g×5袋)
【発売元】菌興椎茸協同組合 〒680-0864 鳥取県鳥取市吉成140-1
【製造元】菌興椎茸協同組合 〒680-0864 鳥取県鳥取市吉成140-1
【賞味期限】1年
【保存方法】直射日光を避け、温度の低い所で保存して下さい。