
平成19年11月11日(日)
原木しいたけ新規生産講座が開催されました。
今回のテーマは「チェーンソー・伐木造材安全教育」となっております。
鳥取県林業試験場にあつまりました。

塾生のみなさんが続々と集結。
ほとんどの方が自前のチェーンソーを持参されていました。

これがチェーンソー。
これは新しそうですね。中には普段使い込まれたものを持参される方もいらっしゃいます。

林業技術工芸実習館というところでチェーンソーについて
勉強してから伐採の実習にかかります。

こちらは鳥取県の林政課の若松さん。
開会のあいさつをしていただいています。
鳥取県の林政課HPはこちら
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=69131

講師は林業試験場の藤田さん。
カッター部分の刃の研ぎ方を模型を使って講習中です。
その他、伐採方法に至るまで講議していただきました。

さてさて、講習がおわって移動中、林業試験場でこんなネギを発見!
「ど根性だいこん」が話題になりましたが、これはネギ。
見事にアスファルトを突き破って?生えています。
でも突き破ったんですよねえ。すごい・・・なぜネギがこんなところに・・・?

林業試験場から車に分乗して、河原町の山へ。
これから実際に伐採を体験します。
まだ日差しがありますねえ。

山道。道も細くなりました。
天気も・・・

車を降りて、ヘルメットをかぶり、いざ伐採する林へ
このころには雲があやしくなっていました。

実習地につくと、梶川さんが待っていました。
きのこ祭りでも紹介した、御歳八十ウン歳のおじいさん。
ここは梶川さんの山なのです。
参入塾の実習に快く、原木を伐採させていただきました。

さて、メンバーをエキスパートと素人(未経験含む)の2チームにわけました。
ちょうど半分づつになり、各自、自前のマシンに火を入れます。
それにしても台数が台数なのですごい音。
まるで山の中に暴走族が現れたような感じです。

素人チームはこの栗の木を切ってみることになりました。
エキスパートチームは、林に分け入ってナラの木を伐採されています。
伐採にかかる前には周辺をきれいにし、退避経路の確認を必ずしましょう。

まず受口を伐採方向に切り込みます。
斜め切りの角度は30~45度
深さは直径の1/4以上。大径木では1/3以上切り込むそうです。

ちょっとピンボケですがこんなかんじ。
受口の水平切りと斜め切りの終わりの線は必ず一致させましょう。
この受口の高さの2/3の反対側から水平に追口を入れます。
このとき、必ず「つる」・・・といって切り残しを残すことが大切です。
切り抜いてしまわないことです。この「つる」の幅が倒れるスピードを
調節する役割を持つそうです。

木は切れても、必ずバタンと地面には倒れません。
どこかにひっかかってしまうこともあります。
これもひっかかっています。
手にしているのはフェリングレバーです。
てこの原理で回転させて、引っかかった木をかわします。

こうして倒された原木です。

倒した原木は、葉がらしをします。本来なら葉が枯れて、原木内の水分を
少なくしてから枝を落して、玉切りをします。およそ1メートルの長さに切り揃えるのです。
今回はチェーンソーの実習ですので特別に玉切りまで行いました。

玉切りする原木は、しっかり葉がらしをしないと、植菌したあとの
椎茸の発生にも大いに関わってくるので気を付けましょう。

こちらはエキスパートチーム。
これは樹齢15~20年のミズナラだそうです。
樹種を覚えるのも大変ですね。
この日参加の塾生からも木の見分けについて質問がされていました。

エキスパートチームが展開したところはあっという間に空が開けていました。
しかし、心配していた空ですが、急に崩れて土砂降りになり、作業を終えました。
伐採は天候がよい日にしないといけません。

さて、伐採作業を終えて近くの梶川さんのほだ場に見学です。

梶川さんの案内で広いほだ場を進みます。

原木は根に近いと太く、先に行きほど細くなります。(あたりまえですが・・・)
伐採した原木は太いもの、細いもの、ほとんどの部分にそれぞれ
適正を考えて植菌するそうです。
例えば、これは大径木なので、形成菌を植えてあります。

このほだ場はすべて「菌興115号」を植えたものだそうです。
小さな椎茸が生長中です。今頃の椎茸は「秋子」と呼ばれます。
115の秋子は足が長くなる特徴があります。最盛期は年を明けてからですね。
後ろに見えるのは百足伏せという組み方です。

こちらは小径木のエリア。枝にも菌を打っていらっしゃいます。
まるで生け花にできるような発生ほだ木もありましたよ。
もちろん小さな椎茸が採れるのですが。

最後に梶川さんと大家さん(どちらも当HPのトップページにご出演いただいてますね)
からアドバイスをいただき、有意義な研修を終えました。
ご協力いただいた皆さんお世話になりました。ありがとうございました。
私は伐採が初めての体験でしたので、イメージしていたより、大変な作業に驚きました。
狭い林内で背の高い木を倒す難しさは向かってみないとわかりませんね。
それでは次回は12月に植菌研修をご紹介しましょう。
原木を伐採される皆さん、気をつけて作業しましょう。
投稿日時07,11,18 | コメント (0) | トラックバック (0)
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